どこに連れていかれるのかしら…

日女花「あの、どこに?」

玲弥「あ?ま、黙ってついて来い。」

……やっぱりヤンキーさんは怖いです…

玲弥「着いたぞ。入れ。」

そこは真っ暗で廃墟になった学校でした。

玲弥「俺ら、ここの卒業生。ここ、俺らが卒業してすぐに廃校になったんだ。」

……ヤンキーさんが寂しそうな顔をしていたので、思わず
頬を撫でてしまいました。

日女花「だいすきだったのですね。この学校が。」

手を離そうとした瞬間ふと、顔をあげると
ヤンキーさんの顔が真っ赤なのが見えました。

日女花「あの、ヤンキーさん?大丈夫ですか?熱でもあるんじゃ…」