パンッ

手が振りほどかれたのがすぐには分かりませんでした。

女の子は頬を撫でると落ち着くと聞いたので
今までそうしてきたのに…

まさか…振りほどかれるとは…

日女花「あ…ごめんなさい。あ!寝てなきゃダメじゃないですか!さっ、早く!」
私はヤンキーさんの顔も見ずに無理やり私の膝にヤンキーさんの頭を乗せました。

玲弥「お前、状況分かってんのか?前、見てみろ。あの、校門に立ってる人の量。」

前を向くと、おびただしい数の怖そうな人が叫んでました。
玲弥「あいつら、好物、女だから。たぶん俺を追いかけて来たんだろうな。あいつら、八神高とやりあったやつら。」

…女が好物って…どんな人ですかー?
やばそうな事になりました。