「けい……くん?」


真由の鼓動が

どんどん早まる。


すると圭輔は

真由をじっと見つめながら、

「17歳、おめでとう。

 これからもよろしく」

と言い、

真由の唇に優しくキスをした。


ふわりと触れるその唇に

真由は一瞬にしてとろける。


まわされていた腕が離れると、

圭輔は微笑み歩いていった。