兄妹じゃないとわかった、その後のあたしたちは…?






「ぉにいちゃん!」

「ねぇ、嘉穂。」

「ん?」

「ぉにいちゃん…じゃなくてさ…」

「あ、ごめん…」

<裕恭>。ゆうすけ 

ぉにいちゃんの、名前。 

「裕恭っ…!」

「ん?なに?」

ぅわ〜〜
恥ずかしぃ〜


「俺たちがこんなことになってるなんて知ったら…親父たち、ショックだろうな。」

「うん、まぁ、ね。」

「せっかくだし、あいつらが帰ってくる前に…」

「…ぇ?」

「ちゅーでもしとく?」


と 

ぁたしの目の前に、ぉにいちゃんの顔がっ!


あ、ぉにいちゃんじゃなくて 


裕恭の顔がっ! 






「どうする?しちゃう?」
「…ぅ…うぅっ」


心臓止まるって!!! 

恥ずかしぃって!!!! 


「や…ちょっと待って!!」
「なんで?」

「…や〜〜〜っ」

「…俺のことどう思ってんの?…お兄ちゃん?」

「ちが…ぅ」

「じゃあしようよ。」


いつにも増して大胆なぉにいちゃん… 


キャラ違うじゃん!! 



「…っ」

「…」


時が… 


止まったような気がした。 





気付くとあたしは 







ぉにいちゃんに 






キスされてた…