あれから2年経ってんだな… グランドの片隅でアップしてる先生を見つけた。 「よぅ、坂本君。」 『信ちゃん、』 玲と俺が声かけるのが同時だった。 振り向いた坂本君は、 『お前ら、ええ加減 先生呼べぇや。』 言葉とは裏腹にへらへら笑ってる。 こんなコテコテの関西弁な奴、どこが良いんだか… 「まぁ、ええやん!」 俺はインチキ関西弁で先生の肩を叩いてから、アップメニューのトラックを走り始めた。 チラッて振り向いたら、玲と坂本君が並んで柔軟してた。