その日の練習が終わったのは、夜の8時過ぎだった。 集中してたから、誰一人時間を気にしてる奴が居なかった。 …玲にキスした。 あん時ここで… 玲が知らない奴らと話してるのが見えた。 遠くからでも分かるくらい、おかしな雰囲気だった。 俺は近くにいた奴に 「トイレ。」って言って、玲達の後を追った。 あいつ。 俺を好きかと聞かれて、 『好きじゃない。』 って、即答すればいいのに… 俺だって、いつまでも見てるだけじゃ …辛いんだよ。