彼の名字は分からない。
本当の名前も分からない。
ただ、私たちが働いているお店の店長が瞳がキラキラ光ってるから光くん!!とか言って1人で喜んでいたことだけは覚えている。
彼はウリ専と言って同性に性的なサービスをする仕事をしている。
私は彼の反対で普通のデリヘル嬢であり、相手にするのは男の人のみ。
光くんは1ヶ月くらい前にこの世界に入ってきた。
理由は分からない。
だけど、一番最初に見た感情のこもらない冷たい瞳と何もかも捨て去ったような諦めにも似たような表情は今でも忘れられない。
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