俊輝の卒業式が終わって外に出るときに、清也先輩をみた。

いっぱい女の子に囲まれてて、ちょっと焦ってた。

外に出て俊輝を探す、と、メールがきた。

「あははっ」

メールは、
〔今ボタン取られそうだから屋上にいる。〕
と書かれていた。

急いで屋上に行くと、端っこのベンチで横になっていた。


「俊輝」

「んぁ?夢凪」

名前を呼ぶと、起きて少し横にずれて隣を指差す。

隣に座ると首をのせてきた。

「あー早く結婚してー」

「あははっもうすぐだよ」

「もうすぐか・・・」

俊輝は突然私を抱き締めてきた。

「絶対に幸せにする!だから夢凪、ずっと俺の隣に居ろよ?」

不敵に笑って言った俊輝。

「うん!私も俊輝を幸せにする!隣に居たい!」


そう言って二人は顔を合わせて、笑った。


「大好きだよ」

「俺も」

そう言ってキスをした。