私と先輩


「なんつー物を出すんだお前は」

「え?だって俊輝は夢凪ちゃんとヤりたいでしょ?」

「いや、まぁ、そのぅ・・・」
否定は出来ない。
いや、ヤりたいけど、そんな無理やりヤりたい訳じゃない。

し、夢凪がヤっても良いなら今すぐにでもヤりたい。

「もー、隠すなっての」

「夢凪がヤっても良いならやる」



「・・・清也先輩」

ん?この声は・・・・・・

後ろを振り返ると夢凪が居た。
ヤバイ、聞かれたかも。

「いや、夢凪、別にそう言う目で見てた訳じゃない」

「清也先輩に吹き込まれたんですか?」

「いや、「その言い方は酷いな」

「そうですか?」

「俊輝だって健全な男だ。発情期なんていつきても可笑しくない」

「なっなんですかっ発情期って」

顔が赤くなっていく夢凪。
可愛いなぁ・・・
って、俺キモッ

「清也いい加減にしろ」

「本当の事だろ?」

「あっあの?」

「夢凪に変な事言うな」

「まっ待ってください!」

そう言って俺を引っ張る夢凪。
人があんまり居ない所に来た。

そして、振り返った夢凪は、今までないくらい顔が赤くなっていた。


「あの・・・」

「ん?」

「さっきの・・・」

「さっきの?」

「やっヤりたいとかの・・・」

なっなんでその話題を今!?
しかも人が居ないこんな所で!

「・・・うん、ごめん」

「ぃやっ、違くて、そのぅ・・・・・・」

なんだ?
「?」

「わっ私・・・・」

キンコンカンコーン

突然の放送に夢凪はビクッとはねた。

『3年2組、大田俊輝さん、2年5組、坂井夢凪さんは、至急生徒会室にお集まり下さい。繰り返します・・・』

俺と夢凪は目が合って、夢凪はキョトンとしていた。

そして、二人で生徒会室に向かった。