私と先輩


「永田さん、すみません」

「有田摩季よ」

「えぇ!?結婚したの!?」

「する予定だ」

「そっそんなぁ・・・」

「そう言えば、夢凪はもうヤッたの?」

「んなっなんて質問すんの馬鹿!」

ヤッたの?って!
普通聞くかぁ!

少し考えて顔が赤くなるのを感じた。

「その反応は」

「「ヤってないの?」」

更に顔が赤くなる。

そして二人はにやにやしてる。

酉君は・・・照れてるー!
やっぱり、可愛いなぁ


「なっなんでそんな事言うの?」

「気になるから」

はぁ、そんな理由で

「まぁ、大切にされてんだね。良かった」

「え?私に魅力がないんじゃなくて?」

「大丈夫、夢凪は十分魅力あるから」

「そっか、」

「キスはするの?」

「・・・・・・うん。なんか、凄いの」
先輩のキスの仕方を思い出して顔が赤くなる。

「すごーいっ先輩はテクニシャンなんだ」

「えぇ?なにそれ」

「舌は入れてるんでしょ?」

「そう言う事言わないでっ」
かぁぁっ

「入れてるんだ~きゃはははっ」

「も~」

なんで平気で言えるかな。

ふと酉君を見ると、めっちゃ赤くなっていた。

涼は温かい眼差しで・・・ってやめてよ!

目の前で私と先輩みたいなキスをしていた。

私と酉君は目を合わせて、「・・・」
「・・・」

前を向いた。