――
――――次の日

「おはよう、夢凪」

「おっおはよう・・・俊輝」

かぁぁっ

「ふっ。ははっ」

「なっ何がおかしいの」

「嬉しいんだよ」

そう言って笑う先輩。
そう言う顔にコロッとやられるんだ。


「おっお熱いですなー」

この声は

「清也先輩」

「おはよう夢凪ちゃん」

「邪魔すんなよ」

「ガーンッそんな言い方ないだろ」

「あははっ、3人で行こうよ、俊輝」

「夢凪は清也に甘いよ」

「バカップル・・・」

「え?」
「は?」

「どう考えてもバカップルだっつーの」

バカップルーって叫びながら一人で走って行く清也先輩。

「バカップルって・・・変なの」

「バカップルって・・・酷いな」

いつの間にか二人は手を繋いでいた。

「・・・行くか」

「・・・うん」

そのまま歩く二人・・・を見てる人が沢山いた。


「わー見て、美男美女だぁ」
「ほんと、お似合いだわ」
美女と言われて嬉しくない訳じゃないけど、あまり、言葉と本人は合わないんだよな~

なんて考えてたら、先輩が呼んで居たのに気づいてなかった。

「夢凪!」

「へ?」

私は赤信号を渡っていた。
そして、運悪く車が・・・―