「きゃはははっ夢凪姉は覚えてるかもー」

・・・・・・・まじ?

「ああ、そうだね、夢凪の事だからね」

え!?何夢凪の事だからって
意味わかんねーし。


「夢凪さんも長年苦労しただろうに」

お前はおっさんかっ紗季!!

「いや、まぁ、相当昔じゃん?流石に・・・・」

「「「覚えてる」」」

「・・・・・・」

なんか、この3人意外と恐いな。

「ん?長年苦労した?」

引っ掛かるワードだな。
まあ、確かに中2からだけど、
まだ2・3年しか経ってないし。


「うん、夢凪さんも幼稚園から好きだったし」

「まっまじで!!??」

「「「・・・」」」

3人が一斉に呆れた目をした。
あの紗季までもが!!

くそーこいつらー

いや、知らなかった俺が悪いのか?
そうなんだな?

「はぁ・・・全く、馬鹿じゃないの?」

「・・・は?」

「モテる幼なじみをもって、しかもその人が好き、
そんなの苛められるに決まってるじゃん。なのにそんな事覚悟で気持ち伝えたんだよ?」

「・・・え・・・じゃぁ、夢凪は」

「ずぅっと好きだった人に、自分が苛められる覚悟で伝えたの!なのに鈍感クソ兄貴はぁ~」

鈍感クソ兄貴!?
ひどすぎないか?