私と先輩

「・・・」

「・・・」

私は今、先輩に家に送ってもらっている最中です。
何故かずっと沈黙です・・・・・・・・

「なぁ、」

「・・・はい」

「夢凪?」

「はい」

「もうさぁ・・・」

「はい?」

「そのはいってやめろよ」

「はいぃ?」

はいをやめろなんて、

「じゃあ、呼ばれた時に何て答えるんですか?」

「普通に何?でしょ」

「わかりました。なんですか?」

「う~ん。敬語やめ「無理です」

即答の私に先輩はムッとした口をする。

「嫌なんだよ彼女に敬語って」

彼女!!!!!!!
きゃーー彼女だって


「なんか犬みたいじゃん」

犬・・・・・・・・・。
ひどすぎる。

「あぁ違うか、下僕だな」

「ひどすぎます、っ」

キスされた。
先輩は意地悪な笑顔をしている。

「敬語つかったら罰ゲーム」

「じゃあ、『先輩』もですか?」

「もちろん」

「じゃあ大田、私はこの辺で失礼し・・・するぜ」

なんか変な日本語になってしまった。
私は笑われると思ったのに先輩は怒っていた。

「せっ・・・大田?」

ますます怒り気味になる。

「なっなんで怒るんで・・だ」

「分からない?夢凪は本当に鈍感だな」

怒ってる、けど笑ってる。
なんなんだぁぁぁぁぁぁ