―休み時間

「みーのーるくぅん」

このクラス1のギャルが中野君に近寄っている。

「なんですか?」

素っ気ないよー

「メアドとかぁ、教えて貰える?」

「生憎ですが、無理です。」

「・・・」
ギャルは固まった

私の心も固まった
(・・・あれ?)

ギャルはこちらを向くと、
「坂井さぁん?別に貰って良いよねぇ、」

「ちょっ坂井さんはっ「そうですねぇ、
無理にはやめたらどうですか」

私は思った事を言うと、ギャルをみる。

こっ怖い!

「もういい!!!」

さっきまでの態度は何?

私と中野君は顔を見合わせて笑う。

「あははっかっこいい坂井さん!」

「へへっありがとう」

ちょっといい気分♪

「あのさ、良かったら校舎案内してよ」

申し訳なさそうに笑う。
きゅーん
えぇ、しますとも!

「うん、もちろん」

しばらく話していると、摩季と涼がきた。

「私永田摩季宜しくね」
「俺は有田涼、宜しくなっ」
「・・・うん宜しく」

摩季が私に耳打ちしてきた。

「なぁんか、良い雰囲気」

「やめて、私は先輩以外は、そのぅ」

「分かってる、好きにならない。でしょ?」

私は力なく頷く。

「分かってるなら変な事言わないで」

「うんごめんね夢凪」

「分かってくれたんならいいよ」

「ありがとう」

「あっ今日中野君と校舎回るから一緒に居られない」

「そっか、頑張ってね」

チャイムがなり、二人も席に帰った。