幼なじみの君へ~思い出の欠片~

隣でさわぐ2人を私は終わったかのような顔をして見ていた。

翔汰と・・・一緒?   嘘でしょ?

嫌なんやけど・・・ 今からでも他の人に代わってもらおう。

私は静かに2人の元を去ろうとしたとき後ろから肩をつかまれた。


「おっ!一緒だな!! お前、今他の奴と交換してもらおうとしてただろ?残念だな!

俺はお前の手に握られている番号をしっかりと暗記したぞっ!動くのが遅かったなー」


そう言い、にやにや笑う翔に私は一発パンチをくらわせた。

「痛ってー」と叫びながらぴょんぴょん飛び跳ねている翔に深いため息をついた。