藍色の恋

「あっ!」
「いきなりどうした」
「空!」

写真を撮りたいんだった。
バッグから音楽ケータイを取り出す。

「優吏ってさあ」
「ん?」
「何気に青いもの好きだよね」

パシャッ

近くの木の緑も入って、いい感じになった。
なんだかちょっと嬉しい。