藍色の恋

けどなんだか、恋をすると多分少し女子っぽい。
誰かに話を聞いてほしくて、みんなでキャーキャー騒ぎたくなる。

自分で抑えようとは思わないんだ。
だってきっと、男子はそっちの方を好むから。

「……可愛いなんて、あんま言われないね。」

嬉しさを隠した私の皮肉を聞いて
梢は私の頭を撫でた。