彼との出会いはサイト

ある日いきなりのメッセージ

〔足跡ありがと〕

彼の名前は小郷大樹(おごう だいじゅ)
K高のOB 26歳

直メをし会うことになった

やっぱ初めてだから緊張してあまり話せなかった

それから何回か会った

過去を打ち明けた日…

頭を撫でられた

どうしてなのかまだわからない

私が可哀想と思ったのか
わからない

2月14日…

バレンタイン

私は大樹に聞いた

〔先輩、チョコいります?〕

〔いるいる!!〕

子供みたいにはしゃいでる
可愛い…

いつもより作るのが楽しくて

何回も味を確かめた

まだ気づけなかった
自分の気持ちに…

夕方大樹が取りにきた

しばらく話して

あげた…

「美味しいですか?」

「うまぁ!!俺、チョコ好きなんだよな」

大樹が喜んで笑ってるとこにキュン…

そして気づいた

大樹のことが好きだ…

3月4日

大樹が初めて家に来る

あー片付けなきゃ

張り切って掃除した。

夜中の3時いつもの時間…

車を近くのコンビニに止め

歩いて行く途中

「寒い…」

いきなり手を繋がられた

嬉しくて死んでしまいそうだった

家に着き

家には二人だけ

ほんのり香るタバコの匂い

ゆっくりしてると

大樹が膝の上で寝た

いつもより近い

ドキドキが増す

「寒いからベッド行こ?」

近くてドキドキが止まらない

心臓の音聞こえてないかな?

大樹はどうなのかな?

腕枕され大樹の腕の中にいる私

「俺さまだ夢叶に話してないことある」

それは突然の話しだった

「え、なんですか?」

「俺、結婚してるんだ。子供もいる」

いきなり目の前が暗くなった

叶わない恋…

届かない思いと思った

泣きそうになり

背中を向けた

「だけど今は嫁が嫌い。今はお前が好き。こんなんだけど俺と付き合って」

嬉しかった

すごく嬉しくて嬉しくて泣いた

付き合えるならいいと思った

「うん…」

「大好きだよ」

大好きな、憧れの人は

私の彼になりました