落ちてきたコーラを手に取り、その場から立ち去ろうと踵を返した。




――――その時だった。




「あーあ、コーラ売り切れちゃったー」





すぐ後ろから、どこか力の抜けたような女子生徒の声がした。

びくりとして振り返ると、そこには一人の女子生徒が販売機のコーラのボタンを未練がましく連打している。






次の瞬間にはその女子生徒が只者ではないということを、俺は直感していた。
その、なんというか・・・・・・ものすごい月並みな言葉だが。








ドえらい美少女だった。









何だこいつビスクドール?立体CG?こんな女この世にいんの?