「なー、昨日のアレみたか?」
「あー観た観た!あの芸人絶対いつか消えるタイプだって!」
「そうか?結構ウケるんじゃね?」
「はぁー?お前センスやばくね?」
昼休み中。
弁当を食べながら楽しげに雑談をするクラスメイト連中を羨ましげに眺めながら、俺はため息ついた。
一度でいいから友達とあんな風に喋ってみてぇ・・・
観たテレビの話とか漫画の話とかしてよ。
だがもう手遅れだ。そうに違いない。
五月の手前までは積極的に周囲に話しかけるようにしていたが、ことごとく失敗して人が離れていくばかりだったからな。
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