僕がもらった神恋

「ありがとう・・・」


「えっ!?」


愛梨はそう言って俺の唇にキスをした。



んっ!? えっ!?


愛梨!?


目を大きく見開き驚く博己。



愛梨は博己の首にそっと両腕を絡ませた。



愛梨・・・



愛梨の唇・・・

やわらかい・・・



愛梨の目を閉じた顔・・・

可愛い・・・



驚きながらもしっかりと
目を開けてしまっている俺、


愛梨の顔がこれ以上近付けない距離で、
俺の唇に触れている。



愛梨・・・

俺は何も考えられなくなって、
気付けば愛梨の背中に手をまわし、
ただ愛梨の唇を受け止めていた。