僕がもらった神恋

「そうや、愛梨。
今度の休みに服買いに行こう。」


「えっ!?」


「愛梨、あんまり服持ってないやろ?
だから買いに行こう!!」


「ああ、私はええよ・・・
あるだけで十分。」


「何言ってるねん、
いつも良くしてくれる愛梨に
俺からのプレゼントや。」


「ええっ!?
ああ、でもやっぱりもったいない・・・」


「愛梨、男が買ったるって言ってるねん、
素直に買うてもらっとけ。
あんまり高いのは買ってやれんけど・・・」


「博己・・・」


「なぁ、行こう。」


「うん。」


「よし!!」


「ありがとう博己。」


愛梨はニコッと笑った。



この笑顔、この笑顔が好きなんや。


俺は愛梨のこの笑顔が・・・

いや、愛梨が・・・好き・・・?

愛梨が好き・・・


俺は愛梨が好き。



俺は愛梨への想いが
はっきりと芽生えていた。