「私なんでもするから!!
料理も洗濯も掃除も何でもするから!!
お願い、何も聞かずに
ここに置いてくれない・・・?」


「愛梨・・・」


その大きくて弱々しい瞳からは
今にも涙がこぼれ落ちそう。


きっと何か事情があるんだ。


俺も男だ!!

困ってる人がいたら助ける!!


ここはドンと引き受けよう!!



「ええよ、愛梨。
好きなだけここにおり。」


「ホンマ!?」


「うん。」


「ありがとう博己!!」


愛梨は博己に抱きついた。