「だから送ってくださいって頼んでるんです。」


「えっ!?」


「ストーカーに襲われたら危ないでしょ?」


「うん、危ない。」


「フフッ」


「フッ。」


美幸と博己は顔を見合わせ笑った、
そして二人駅に向かい歩き出す。



「これからも偶然会ったら送ってくださいね?」


「えっ!?」


「ダメですか!?」


上目づかいで俺を見る美幸ちゃん。


「いや、いいよ。
いつでもどうぞ。」


「ありがとうございます。」


可愛い・・・


俺、この子を好きになってしまいそうだ。


愛梨に似てるからか?
それとも本当に彼女を・・・