僕がもらった神恋

「あの子はとっても良い子でねぇ、
やさしいし、気が利くし、
私たちみたいな年寄りにも
すごく良くしてくれるの、
今時あんな子いないよ・・・
だから、あまり変な虫が
付いてほしくないの。」


「すいません・・・」


「あらっ、違うのよぉ、
私は誰にでも声を掛けるような
軽い男の人のことを言ってるの。
あなたはじゃないわ。」


「はぁ・・・」


「むしろ、あなたのような人と
付き合ってほしいくらい。」


「えっ!?」


お婆さんは俺を見てニコッと微笑んだ。



「その似てる方って彼女さん?」


「はい・・・ 
でも突然消えてしまって・・・」


「突然?」


「はい・・・」


「そうぉ・・・」