僕がもらった神恋

博己は病院に入り受付へと向かう。


「ここで。」


「はい。」


受付の前まで来ると
お婆さんを背中から降ろした。



「ヨネさん!!」


すると、向こうから女の看護師さんが
こっちに走り寄って来た。



「ヨネさん、どうしたんですか?
遅いから心配しましたよ!!」


えっ・・・!?


「ごめんね、ちょっとそこで
転んでしまってねぇ・・・」


「転んだ!?」


「うん、でもこの男の子が
助けてくれたんだよぉ。」


お婆さんはそう言って
笑顔で俺を見た。



うそやろ・・・


博己は看護師を見てかたまった。