僕がもらった神恋

「さぁ、信号が変わります。
渡りましょう。」


「はい・・・、痛っ!!」


「えっ!? どうしました?」


「足が・・・」


「足!?」


お婆さんはどうやら足を挫いたらしい。



すると博己はその場に屈んだ。


「どうぞ。」


「えっ!?」


「俺の背中に乗ってください。」


「でも・・・」


「早くしないと信号が変わります。」


「ごめんね。」


お婆さんはそう言って
博己の背中に乗った。