「愛梨っ!!」


「さよなら・・・博己・・・」


「愛梨・・・」


「愛してるよ・・・」


愛梨はそう言って微笑んだ。


その瞬間、愛梨の体は消えてしまった。



「愛梨・・・? 愛梨!?

うそ・・・やろ・・・
愛梨・・・うそやろ・・・?

冗談って言ってくれや・・・

いつもみたいに
後ろから抱きついてきてくれや・・・

うそや・・・

うそや・・・・


わぁぁぁぁぁー!!!

愛梨!! 愛梨!!


愛梨ぃぃぃぃぃーっ!!!」



博己は愛梨の名前を呼び、叫んだ!!



しかし愛梨はもういない・・・
部屋には博己一人、残されていた・・・