僕がもらった神恋

「たくっ、あんな男のどこがええねん!!
ポイ捨てするような男!!

なんであんな男にあんな可愛い、
ナイスバディーの女の子が付くんねん!!」


博己はぶつぶつと言いながら
一人で怒っている。



「俺の方がよっぽと真面目に生きてるのに、
なんであんな奴に彼女がおって
俺にはおらへんねん!!」


まったく世の中は不平等や!!


俺とあの男のどこが違うねん!!



「顔じゃない?」


はっ!?


博己の背後から俺の言葉に
ツッコミを入れる声がした。



か、顔やとぉぉぉ!?


博己が怒りの形相で振り返るとそこには、
ニコッと微笑む可愛らしい女の子が立っていた。