僕がもらった神恋

「愛梨!!」


俺は愛梨の背中に呼びかけた。



「な、なに・・・!?」


「今日、どこに行ってた!?」


「えっ!? 言ったじゃない!!
バイト探しに行くって・・・」


「うん・・・そうやったな・・・
で、いいバイトあったか?」


「ううん、今日はなかった・・・」


「そうか・・・」


アホっ!!
ちゃうやろ!!


聞きたいことちゃうやろ!!



「愛梨。」


「んんっ!?」


「こっち向いて。」


俺が愛梨の肩を持ち、
体をこっちに向かせようとした時、



「ううっ!!」


愛梨の顔が一瞬歪んだ。