僕がもらった神恋

「私やん、知里!!」


えっ!?


「知里ちゃん!?」


「うん、そう!!
あっ、これでかっ?」


彼女は頭に被った三角巾を取った。


三角巾を取った彼女は
長い髪をサラサラとなびかせた。



「知里ちゃん!!」


「これでわかった?」


「うん・・・」


「久し振りだね、福士くん。」


「うん・・・」


俺の前に立っていたのは知里ちゃん、
会社を辞めて以来の再会だった。