「なんでぃ!てやんでい!」

あたしが警戒心丸出しにすると
神崎は呆れ気味に


「お前は大工の頭かよ。
あ、前田が呼んでたぞ」



「なんだいーふーんだ!
あたしは大工の頭にでも
なんだってなってやるさー!」


腕を組み勝ち誇った顔をしてやると



「お前顔になんか付いてるぞ」



そう言い神崎は
あたしの横を通り抜けていきやがった。