ちょっと
私の良心が傷んだ。


「ごめんなさい。 
 夕べは・・
 変なこと言って、すいません。」

『え?なに?
 大丈夫だよ。
 志保は思ったことを言っただけだろ?』



あはは。と笑う昴さんにどこかほっとする。
謝れて、よかった。




『今日も迎えに行くから


 ご飯食べような』


「は?」


なにをいってるの?




『志保の会社の前で待ってるよ』



えぇ?
なんでこの人は懲りないんだろう。





「仕事してくださいっ!!!」


思わず大きな声で叫んで、

乱暴に携帯のボタンを押す。




カウンターでは

川端さんが
大声で笑っていた。