直人がはっと我に返って、 「いっ。 いや!!何もっ じゃー、 てっ適当にお勧め料理もってくるからっ!」 顔を赤らめながら、 あわてたように 下がる。 「はぁ。」 俺は、思わずため息。 「あの。 ごめんなさい。 私、なにか悪い事、いいました?」 「うぅーん・・・」 俺は、 ちょっと、困ったようにあごに手を当ててうなる。 「無自覚って、 罪だなっ」 なにそれ? 志保は不服そうに 眉間にしわを寄せた。 その様子がまたかわいらしくて、 俺はまた 笑ってしまった。