御曹司なんてお断りっ◆


日曜日。


今日は
さすがに着信が無かった。

・・・
・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・忙しいのかな?


ふと、お昼頃携帯電話をのぞくけど
変わりなし。








「志保。気になるなら電話すれば良いじゃん」

「建志…」

さすが建志。
目ざとい・・・。
昼食を建志と向かい合って食べながら、
私が携帯をちらっと見たのを
見逃さなかった。
ちょっと焦っちゃっう。

「別に、気になるわけじゃ・・・」




ニヤりとわらって建志が携帯を
指差す。

「日曜だし、デートしたら?」
なんて、軽口をたたく。



「やめてよね。
 別に、用はないし。」

「え?あるじゃん?」

「何?」

「ナンパ男の携帯、壊したんでしょ?」

「あ。」



そうだった!!!!




「俺、志保のことが心配だけど・・・
 そういうのはちゃんと誤ったほうが良いぜ~」

ま。あいては金持ちだから機種変代金とか気にしないと思うけど~
と、建志は付け加えた。




「まぁ。何の話?」

「「お母さん」」

二人の声が重なった。