『・・・・俺の携帯壊したのに?』
「・・・・!」
そうだった・・・
おかしそうに電話口で
笑い声が聞こえた。
た・・・確かに、
それはお詫びをしないとな・・・
「それは、申し訳ありませんでした。
弁償しますのでーーーー」
『えー。そんなのいいから、
ディナーに行こうよ??
じゃぁ明日は?』
「明日も、駄目です。
せっかくの日曜日なのでしっかり休みます。」
『迎えに行くよ??』
だから、
嫌なんだってば。
ホイホイとついていくほど私は暇じゃないし、
軽くないしーーー
「志保!コーヒー飲む?」
不意に、
私の後ろから声がかかる。

