御曹司なんてお断りっ◆


「でも、志保。
 結婚とかするの?」

「え?なっ何言ってるんの建志。
 まだ早いーー」


「いえ、多分…志保さん。昴様は早いと思う。
 俺が止めなかったら、3か月後…ぐらいかなー?」


「えぇー?!!」


「あはは。大丈夫。ちゃんと止めておくから。
 建志さんにも頼まれたし。」

「だって、こんな面白いもの…もう少し楽しみたいだろ?」

建志と、市川さんが 楽しそうに笑った。

ーーもぉ。私の事なのに。
 絶対 二人とも楽しんでるーーー。


「・・・大体ーー
 私が『花京院家』だなんてーー重いよ。
 
 せっかく…お母さんたちが離婚してくれたのに。」


思わず目を伏せる。

父と母が離婚したのは私のせいーーー。


幼いころから、私を権力者のところに嫁がせようとした祖父。

それを何度も止めてくれた母。
味方してくれた父。

あまりにも、強引に政略結婚をさせられそうだった時に
母が私を引き取って「柳瀬川」という 名を捨てた。