「でも、志保。
結婚とかするの?」
「え?なっ何言ってるんの建志。
まだ早いーー」
「いえ、多分…志保さん。昴様は早いと思う。
俺が止めなかったら、3か月後…ぐらいかなー?」
「えぇー?!!」
「あはは。大丈夫。ちゃんと止めておくから。
建志さんにも頼まれたし。」
「だって、こんな面白いもの…もう少し楽しみたいだろ?」
建志と、市川さんが 楽しそうに笑った。
ーーもぉ。私の事なのに。
絶対 二人とも楽しんでるーーー。
「・・・大体ーー
私が『花京院家』だなんてーー重いよ。
せっかく…お母さんたちが離婚してくれたのに。」
思わず目を伏せる。
父と母が離婚したのは私のせいーーー。
幼いころから、私を権力者のところに嫁がせようとした祖父。
それを何度も止めてくれた母。
味方してくれた父。
あまりにも、強引に政略結婚をさせられそうだった時に
母が私を引き取って「柳瀬川」という 名を捨てた。

