「…昴様、いったい朝早くからーーっ。
っと・・・」
ガチャンと乱暴に空けた玄関から、
勢いよく入ってきた男性は、
キッチンのカウンターに座る私をじっと見つめた。
「えっと・・・?」
不思議そうにその人は私をまじまじと見つめた。
「あの・・・」
私も突然入って来た人に驚いて、
見つめ返した。
きちんと着こなされたスーツに
軽く後ろに流されてきちっとまとめられた髪。
銀のメガネがやけに切れ長の目に似合っていて、
どことなく『大人の色気』を感じさせる。
「早かったな。武。
紹介しよう。彼女は、志保。
俺の大切な人。
というわけで、結婚するから、スケジュール空けて?」
「「はぁーーー?!!!!」」
志保と、市川の声がばっちりシンクロした。

