御曹司なんてお断りっ◆












「…志保さんも、良家のお嬢様じゃないですか?」



あっさりと秘書の仮面を付け直した市川は
すっと志保の前に手を差し伸べた。




「…会長がお見えです。」

市川はゆっくりと昴のもとへと志保をエスコートした。







昴も知らない志保の『事情』を市川は十分に理解していた。