御曹司なんてお断りっ◆


建志はふぅんと意味ありげにうなずいてから、
携帯電話を取り出した。

「志保。
 それってーーー


 昴さんのこと、めっちゃめちゃ好きってこと?」


「えぇ?!なんでっ・・そうなるのっ?!」


「だって、傷つくのが嫌って…
 志保が好きだから、その志保が好きな分より、
 スバルさんの好きだっていう思いが違うものだったら
 傷つくから嫌だ。

 ってことでしょ?」


「え?---そう…なのかな?」

自分の気持ちもよくわからなくって、建志に聞いてみる。
建志は苦笑した。

「ちゃんと、自分の気持ちを見つめてみたら?」

「気持ちーーー。」

「立場とか、そういうの、抜きにしてーーー一番に浮かぶ笑顔はダレ?」


志保の心はとくんと脈打つ。

ただ、私の素直な気持ちーーー


一番に心に浮かぶ人はーーーーーー