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夕べは大丈夫だった?
7時に志保の会社の前で待ってる。
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「なにこれ?」
挨拶も、主語もないシンプルなメールに
志保の気がはぁーーッと抜けた。
熱いメールを期待してたわけじゃないんだけど、
でも、逆に気を使いすぎてこのメールかしら?
なんて、思いながら思わず笑いがこみあげて来る。
でも、今日は建志が
迎えに来るって言ってたし--
志保は少し考えてから、
断りのメールを返信した。
「ふー。さて、仕事仕事っ」
携帯電話をもう一度
机の引き出しに放り投げてから、
んんーーっと大きく背伸びをして
再び書類とパソコンに向き合った。

