昴の好意はうれしいし、 私もーー多分。 ーーー好きだと思う。 思わず、唇をなぞる。 キスも嫌じゃなかったし。 昴の優しい唇の感触を思い出して 志保は顔が紅くなる。 でもーーー やっぱり昴さんは財閥の御曹司なわけでーー 好きってだけじゃぁ・・・ そう簡単には行かないーーーー。 家を捨てるとまで言う昴に心が動いた。 でも……