その場で志保をゆっくりと押し倒す。 絨毯の微妙な柔らかさが やけに心地悪い。 ヤバいな止まらないーー 志保はもうほぼ下着だけの官能的な姿 これで、理性が持つ男の方が珍しいだろ。 志保の一瞬おびえたような瞳を見つめて、 俺はその瞳にキスを落とした。 苦いーー 口に広がった微妙な苦さ。 志保の一筋の涙で俺は我に返った。 「---ごめん。」 強く握りしめていた腕をあわてて解放した。