そして、にっこり笑って今度は宣言する。
「じゃ、キスするよ？」
「え？ちょ…」
とりあえず、志保の言葉を遮って、
唇を重ねる。
ゆっくりと志保の唇を丁寧に割り込んで
舌を絡め取る。
深く志保の中に入りたい。
「んんっ…」
志保の甘い声が、俺の理性を吹っ飛ばしそうになる。
俺の胸に握られた右手が
最後の抵抗と言わんばかりに押し返そうとする。
ちゅっとかわいらしいリップ音を立てて、
俺は志保の唇を解放した。
そして、
そのまま首筋にキスを落として、
「抱きしめるよ。」
と一応断りを入れてから、
志保を抱きしめた。
やばいな。
めちゃめちゃ 愛おしい…。
