自慢だが、俺はモテる方だとおもう。 整った顔立ちに まぁ、背も低くはない。 それで、「花京院」という名門のお坊ちゃん。 まぁ。 女性に苦労したってことは あまり記憶にない。 そんな俺が 好きだと言ってるのにーー? 俺のことが好きか解らない? 「じゃぁ。好きになってくれる?」 「へっ?」 デザートの最後の一口を口に運んだ志保に 俺は、にっこり笑いかけた。