御曹司なんてお断りっ◆


ぐったりする昼休みもそろそろ終わる。
なんだか、
変に疲れちゃった。


デスクに戻ろうと振り返ると、
マナーモードにした建志の携帯電話が鳴る。


表示『妹』




「あっ!!」

やった。
建志が、私の携帯から電話してくれたんだ~?

ここは、一つ文句を言わないとやってられないっ!!



すぐさま、
通話ボタンを押す。




「建志ーー??」

『もちもちぃ~。建志おにぃちゃまぁ~』


!!!



ためらいもなく、
携帯電話を床に投げつけた。


がっしゃんっ



はぁ。はぁ。

思わず、投げてしまった・・・
良かった。
壊れてはないみたい。

投げつけた電話をあわてて拾って確認。
八つ当たりしてごめんね。


ストライクゾーンの広い兄に対し、
やり場のない怒りがこみ上げる。



とりあえず
身に覚えのないもう一人の妹がいることが確認できた。



「はぁ。」


こっちから、自分の携帯に電話してみよう・・・。