「だからーーー」
『ふざけないでよ!建志をすぐ解放しなさいよぉ!』
ギャーギャー叫ぶ甘い声の女。
いいかげん話が通じないこの女にイライラしてきた。
「・・・・。いい加減にするのはそちらじゃなくて?
あなたのテクニックが足りないから
満足できないんじゃない?
体が合わないから、
建志が離れていくんじゃないの?
人の話も聞けないみたいだし。」
『っなによ!!なに様よぉ!!』
まだ叫んでくる・・・
ピッ
そのまま通話を切った。
はぁ。
ディスプレイを見てみると・・・
「最低・・・。」
今の子の登録は、『ミィナちゃん(月)』だった。
携帯電話に残る着信は、合計14件。
『ミィナちゃん(月)』をのぞいたら、8件すべて女の子からだった。
『都ちゃん(上)』とか、『2階の巨乳さん』とか、『ルルちゃん(二回)』とか
到底本命とは思えない登録に
心の底からため息が出る。
我が兄ながら
私生活はどうなってるんだ。。。
~~♪♪
再び携帯が鳴る。表示は『お茶』
はい?なにこれ…。
少し考えてから、通話ボタンを押した。
仕事や急用だったら困るし、
女性かどうかわからないし。

