今日も正樹兄ぃの喫茶店に来て カウンターに顔を伏せる俺に、 正樹兄ぃは 笑いながら、俺をけなした。 たしかに邪魔なんだけどさ。 鬼のような秘書から、 出張明けの土日の激務を虐げられ、 志保の謎の男にバカにされ、 それでも、 志保の電話を待っていた俺は… 何なんだろう。 しらねーよって? はぁーーへこむ。 へこんでいる俺に、 正樹兄ぃは布巾を投げつけた。 「テーブルもふいてな。ついでに後ろからコーヒー豆も持ってきて」 「えー。雑用かよ。」 ぶつぶつ言いながら、ネクタイを軽く緩める。