御曹司なんてお断りっ◆


呼び出し音がなる。

鳴ったことに、ひとまず安心してしまう。

3回目のコールで相手は出た。


「もしも…」

『はい。これは、志保のケータイだけど。誰デスカ?』

「は・・・・?」



男ーーーーーー?!!

言葉が出ない。

てっか
お前こそ誰デスカっ!!



心中穏やかではないが、そこは抑えて
できるだけ
おちついた声を出した。




「あの、志保さんは?」

『志保は今お風呂にーーー
 折り返させますか?』

「では、よろしくーーー」
おねがいします。

といって、
切ろうとした瞬間。

『なぁ。もしかして、『花京院 昴』さん?』

「は??」