「彩加ちゃん」


「……」


「これからも俺と

 友だちでいてくれないかな?

 敦との仲は

 絶対に邪魔しないって

 約束するから」


溢れ出す優の愛情に

胸がいっぱいになり、

涙が次々に頬を伝う。


小さくこくんと頷くと、

優が今度は敦に向かって声を掛ける。


「敦、彩加ちゃんを頼む。

 泣かせるようなことは

 絶対にするなよ」


「おう、そんなの当たり前だろ。

 てか、優にいわれたくねーな」


口ではそう言いながらも

敦の表情はとても穏やかで

温かかった。


2人に出逢えて本当に良かった。


敦と優。


まさか2人が双子だとは

思わなかったけれど、

きっとそれは

神様が私たちを

引き合わせてくれる

運命だったんだよね。


敦と優は、

共に笑顔で手をがっしりと

握り合わせた。